大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コーナー

大角設計室の建物は「和風」とか「和モダン」のような 言葉で形容されるのが一般的でしょうか。そういう表現をされるのが嫌な訳では勿論ありません。 それぞれの方に目に映る印象は様々ですし 率直な意見はおおいに参考になります。 でも本当はそんなカテゴ…

建築家全国大会

先週は岡山に全国から建築家があつまり 今後の建築家のありかたを協議する全国大会が開催されました。その際、全国からいらした建築家達に大角設計室の建物や 岡山の建築案内を行ないました。 みな、地方色のある部分に大きな反応が集まっていました。 また…

He's back

秋らしくなって来たはずなのにまた少し汗ばむ陽気の今日この頃ですので、 大角設計室も順番に風邪をひいています。みなさまお気をつけ下さい。さて、言わずと知れたアレの季節。 (これまでのアレ→2013-07-15 - 大角設計室ブログ) 近頃忙しくて現役を退いてい…

名残

好きな言葉は「はしり」と「なごり」。です。 日本には昔から「走り」「盛り」「名残」といった 移ろう四季を楽しむ便利な表現が用意されています。 一般的には「旬」という表現は多く使われますが その前後をあらわす「走り」「名残」がいかにも日本人らし…

建築と廃棄物

ことこと電車でゆられながら、鳴子温泉駅を目指します。 その駅のさらに向こうに、目指す加工場はあります。 加工は来月の棟上げにむけて進んでいます。 今回のプロジェクトは、古い蔵を譲り受けて それを如何に活かしていくかが大きなポイントです。 しかし…

漆黒の屋根

さて、能登に行ってきました。 日本三大瓦と呼ばれる物は 三河の「三州瓦」、淡路の「淡路瓦」、そして石見の「石州瓦」です。 幸いにもこの全ての地方で、それぞれの瓦を建築する機会に恵まれました。 建築と結びつくことによって、風土に育まれた美しさが…

陰と影

民家から学んだ多くのことの一つに 小屋裏の光があります。いや、正確には陰影と光でしょうか。 大学を受験する前、 デッサンの勉強を少しかじった時に初めて知ったのですが「かげ」には二種類あるという事。 それは「陰」と「影」。 「陰」とは光の当たらな…

はじめるラ

このシリーズ第一回目のブログおさらい o-sumi.hatenablog.com 新シリーズ「新築工事2014(伊豆)」はじめるラ。 今日からここが静岡での新しい住宅を 生み出す秘密基地となります。 楽しみで楽しみでしようがありません。 県外の現場は、何かと地元岡山での設…

主題

徳島で人形浄瑠璃を拝見しました。 写真はこの話を象徴する一場面。 娘が母を捜してはるばる阿波から大阪に出てきたのに 訳あって、母親は実の娘を前に名乗り出ることかなわず、 今生の分かれと相成ります。ピンと張りつめた、母娘を繋ぐ白い糸。 見事な演出…

杜の都

遠いとおい北国で自分の頭に描いたものが 出来上がる。なんとも不思議な みちのくの建築。 蜃気楼のように、まだ見えない柱や梁が立ちあがっていました。 現場での進み具合を見ながら そんな事を感じました。 どこかで見た懐かしいような。 でも夢の中で見た…

It's fine today

おひさしぶりに「ゆあさじゃない方」が更新です。ゆあさ先輩の出張先では台風とかゲリラ豪雨とかが起こる確率が高く、今回も降らせているとの噂です。 嵐を呼ぶ男なんでしょうか。嵐のメンバーになる気でしょうか。ひるがえって岡山「本日は晴天なり」空から…

内覧会開催

このブログ前回のおさらい→主題へ 開催しま〜す! ゆあさ

段々

敷地を測っております。 今回のプロジェクトはこの傾斜がテーマになりそう。 これは没になった案の基礎形状ですが 一つのコンセプトとして非常に有効でした。 地形に逆らわない基礎。 見えなくなる部分をデザインします。 ゆあさ

永六輔

民家をベースにした建て方が逆に景観を壊すんじゃないかと 思われる方もいらっしゃると思います。 が、しかし‥… 大角設計室の建物を住宅団地の角端っこに建てると 自然とバラバラだった住宅達が、 一つの集落のように引き締まり なかなか、いいかんじ。 あと…

とある事務所の蔵に やわやわ糸が夜な夜な紡がれているという噂。噂は本当です。 備中足守の地で、それは建築というにはあまりにも儚すぎますが 蚕の紡ぐ糸のようにしなやかで繊細な繭。 さぁ解き放たれる日が近づきました。 音も無く異国の地まで飛び放ちま…

掲載

浜松市の店舗 「旬蕎麦・うどん にはち」掲載されました。リンク先 →浜松経済新聞へ やはり地元の一般誌に載るのがイチバン広く、 一般の方に知っていただけるので嬉しいです。 ですが、お客が多過ぎても捌ききれないのでなかなか難しいみたいですねぇ。 店…

いなほ

いまこんな感じです。 あぁこの建物いーなーほー。 餃子の王将のヘビーユーザーには伝わると思いますが、 「イーナーホー」って言葉店内で飛び交いますよね。 今日はそんなブログです。 ■このブログの続き →永六輔へ■□このブログ前回のおさらい→おもっしょい…