大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ごあいさつ

2018年も残すところ2日ですが、 今年はほんとにブログをほとんどアップしていないなーと反省しております。 今年も大変お世話になりました。良いお年をおむかえください。 (大角設計室は今日から1月6日まで休みです) 以下ちょっとだけ個人的にごあいさつを…

しわすれ#タグ

これまでのおさらい o-sumi.hatenablog.com いつの間にか12月。 今年もブログをご愛顧いただきありがとうございました。 そんなこんなで忙しすぎて 犬の手も借りたい、いや、すでに借りている。。 そんなワタクシです。 ただいま、施主ドッグによる インスペ…

現れたコンセプト

玉野市の現場に行くと、新築部が立ち上がっていました。 屋根も取り払われ、軸組だけとなった状態です。 こんな素っ裸の状態になると建物はコンセプトを雄弁に語ります。 「上部の古い架構を新しいフレームが支える」 こんなに明快に現れてくるのは工事中だ…

あとのあと

あとのあとが好きです。 ひらりとめくれる風のあと。 目には見えないけど、その過ぎ去ったあとを 美しい痕跡を、まっさらなのれんの家紋をゆらすことで ふんわり感じることができます。 人が入ってくる気配。 もしくは、出て行ったあとの静寂。 そんな雰囲気…

古材と功罪

これまでのおさらい o-sumi.hatenablog.com 古材を使っているプロジェクトとそうでないプロジェクトとあるのですがそもそも「古い材」を使う良さ。またはデメリットは何でしょうか? 設計者の観点から言えば、古材を使うことで 新築の時に欠けてしまいがちな…

ちゃ

模型を作って眺めます。 写真をとります。 パシャり。 絶賛茶室建築すんごいの 計画中であります。 ゆあさ

いかすということ

前回までのおさらい o-sumi.hatenablog.com 初めての敷地に設計者が立つ時、 施主の方は、 はたして、設計者の目は、 はたまた頭の中では、いったいぜんたい何を考えているのか とても気になることだと思います。 風のコト。 光のこと。 隣家の事。ことこと…

土の下

ちょいと前ですが 人気のパンやさんの改装を 手伝ってきました。 エントランス部を ちょこっと改造するだけなのですが 建築設計というのは 福笑いのようなものでして、 わずかの不味さが、店の印象を良くも悪くもするものでして 結構緊張します。 先回のブロ…

基礎のした

縁の下の力持ち、とは よく言ったものですが、今日は〇〇の下という名のつく 建築の話。 建物の一番下にあるものは何か?と問われれば 「基礎(コンクリート)」という答えが返ってくると思います。 でも正確には、基礎の下にある 「土(地盤)」の硬さも大…

線をひく

設計事務所のしごとを おおまかに伝えるなら 線をひく、仕事です。 私たちの創る線は まだ見えない未来を、想像しながら はっきりとした輪郭を、空間に落とし込んでいきます。 でも、設計事務所はプロだから 頭の中だけで、更地の土地に、建物の線を引けるの…

長い目で

ここまでのおさらい o-sumi.hatenablog.com 長い目でみてください。長い目で見た時 まだ見ぬ、家の意味が見えるかもしれません。 そーんな悠長なことは なーかなか言えない昨今の住宅事情。大角設計室も多少なりとも 歩調をあわせて、設計期間や工事期間を調…

30坪くらいのちょうどよさ

玉野での改修工事が着々と進んでいます。 壁、床が取れ、骨組みだけになっています。 海に近く、文化的にも活発化している地域ということで行くたびに良い街だとな実感します。 そんな街だからこそ家もスクラップアンドビルドではなく、再生して住み継がれて…

黙々と

真備町について書くべきかと悩みつつ あらゆる言葉がしっくりこないのでブログ更新自体を放棄していたのですが (被災した住宅については少しずつ前進しております) ブログの放置ぶりが目に余るのか、ときおりディスプレイ越しに先輩に睨まれるので久々の投…

実測

滋賀県にいってまいりました。 最近は県外にひょいといける感じになるくらい 交通網が発達していいですね。 新名神サイコーやねとか言ってると なんと 事故渋滞ですわ。。。 あわわ。 午前中早くには着く予定が 到着は昼もかなり遅くなった時間。 すいません…

学生たち

9月もまもなく前半戦がおわります。 酷暑だった夏も、終わってみればあっという間で 喉元過ぎればなんとやら,ですね。過ごしやすいです。 さて、大角設計室には 全国の大学からインターン生が10名程度 期間ごとに入れ替わり立ち替わり出入りしています。 常…

甍のいろを

瓦の色をご存知でしょうか?暑い最中も屋根工事は続きます。瓦の色は、遠くから家を眺めた時に、特にその真価が問われます。なぜなら、空の光を吸い込み 屋根の色は無限に変化し周辺の景色に馴染んだり、浮き立ったりするからです。 今回は少し渋めの色のセ…

はじまりの微笑み

ここまでのおさらい o-sumi.hatenablog.com うららかな日に地鎮祭が執り行われました。 敷地の周りは結構特殊なロケーションで 伸びやかな敷地配置が可能となっています。特殊ゆえに申請など手間取ることも多かったですが 終わりよければなんとやら。始まっ…

こわすというたのしみ

古い家をなおす時、最初に行われる工事は何でしょうか?それは「解体工事」です。工事の花形である「大工や左官さん」と違って あまり目立たない「こわす」という行為。 ですが、トップ写真にも載せましたが 再生前の解体工事を終えた民家の様子はいかがでし…

お隣様2

「住み継いでいく」ということは素晴らしいことです。大角事務所のお隣様は離れを改修し、使い続けるというとても嬉しい決断をなさいました。そして工事に差し掛かり外壁を剥がすと、、、中からまた外壁が現れました。つまり、今回の改修は二度目ということ…

オープンしちゃいました

「アキウ舎」といいます。 仙台市から車で30分〜40位西にいくと伊達藩も利用した 秋保温泉街があります。 その外れにぽつんと1軒残された古民家を レストランとして活用するプロジェクトに 参加さしていただきました。この日は関係者を呼んでの お披露目会で…

お隣様

事務所のお隣様の離れが雨漏りをするということで屋根を改修しております。 規模としては非常に小さな案件ですが、初めて図面を書かせてもらった建物です。 面積にして30㎡足らずの屋根ですが部材は驚くほど多いです。 既存建物は歪んでいるはずですが、上に…

無事のお知らせ

先日の豪雨により多くの被害が出ましたこと、大変悲しく思います。当事務所におきましては大角雄三、スタッフ、その家族、事務所、ありがたいことに全て無事です。 ご心配をおかけしました。この場をお借りしてご報告申し上げます。うえにし

受容と享受と抱擁を

先週6/23.24に岡山市南区で開催しました、 見学会にいらしていただいた方々 誠にありがとうございました。無事に、終始和やかなムードの中終えることができました。そのあと施主と少しお話をしたあと 「引渡し」をおこないました。 今日、この瞬間から、私た…

家を創る選択肢として

今週末に迫りました、6/23.24(10-15時)の岡山市南区での住宅見学会ですが 期日も迫ってまいりましたので、ある程度参加者が集まりましたが まだまだ受け付けております。スケジュールが許される方は 受付先であります 大角雄三設計室へふるってご連絡くだ…

あたりまえの家

来週6/23(土).24(日)に 岡山市南区の建物の完成見学会をご案内しています。 ご希望の方は メールの方は→ o-sumi@mx9.tiki.ne.jp まで。 電話の方は → 0862875037 まで。 是非ご連絡ください。 その住宅にまつわるお話です。 在りし日、当たり前だったも…

いっきょんじょ

6/23、24の見学会、予約絶賛受付中です。 時間が15時までですのでご注意ください。 →2018-06-09 - 大角設計室ブログ週の前半は南へ西へ運転ばかりしている私ですが、 徳島の現場も外構工事に突入。完成までもうちょいです。 住宅に囲まれた、住宅のようで住…

住宅の見学会(岡山市南区)が6月23.24日に

住宅の見学会(岡山市南区)が6月23.24日に 施主のご好意で開催できる運びとなりました。個人住宅のため予約制です。住宅を検討中の方。 大角設計室に興味がある方。o-sumi@mx9.tiki.ne.jpまでメールいただけたらと思います。 来ていただく運びとなりました…

新建築住宅特集2018年6月号(雑誌掲載)

新建築住宅特集2018年6月号に「宮城蔵王の家」が掲載されています。 住宅は、基本的には施主ただ一人の為にデザインし建てられる訳ですが じつは、私たち大角設計の場合は すべての人に役立つ普遍的な価値を持った家を創っているつもりです。なので、普段は…

なにげに…トークショー行います!

お初にお目にかかります。最近ゆあさのブログにもちらほら登場しておりました 大角室の新人スタッフ 「うえにし」です。 以前お知らせしました「古民家再生工房30周年記念 地域としての文化をつなぐ」福山展! 信岡フラットミュージアムにて開催中です! 会…

2018.5.26。17時より!!1日限定イベント開催!

今週は展覧会がじつは2つ同時開催となっています。本日は岡山県倉敷市本町5-22廣榮堂本店倉敷雄鶏店2F「刻の美術館」での展示です。 大角設計室が設計監理した「刻の美術館」の中に スペイン在住画家の山口敏郎さんに空間にあわせたインスタレーション作品を…