大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

現れたコンセプト

玉野市の現場に行くと、新築部が立ち上がっていました。 屋根も取り払われ、軸組だけとなった状態です。 こんな素っ裸の状態になると建物はコンセプトを雄弁に語ります。 「上部の古い架構を新しいフレームが支える」 こんなに明快に現れてくるのは工事中だ…

あとのあと

あとのあとが好きです。 ひらりとめくれる風のあと。 目には見えないけど、その過ぎ去ったあとを 美しい痕跡を、まっさらなのれんの家紋をゆらすことで ふんわり感じることができます。 人が入ってくる気配。 もしくは、出て行ったあとの静寂。 そんな雰囲気…

古材と功罪

これまでのおさらい o-sumi.hatenablog.com 古材を使っているプロジェクトとそうでないプロジェクトとあるのですがそもそも「古い材」を使う良さ。またはデメリットは何でしょうか? 設計者の観点から言えば、古材を使うことで 新築の時に欠けてしまいがちな…

ちゃ

模型を作って眺めます。 写真をとります。 パシャり。 絶賛茶室建築すんごいの 計画中であります。 ゆあさ

いかすということ

前回までのおさらい o-sumi.hatenablog.com 初めての敷地に設計者が立つ時、 施主の方は、 はたして、設計者の目は、 はたまた頭の中では、いったいぜんたい何を考えているのか とても気になることだと思います。 風のコト。 光のこと。 隣家の事。ことこと…