大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

彼の蒼ノート

現場に行くときには だいたいノートを持っていきます。 個人的には小学一年生が使っていそうなファンシーな表紙のものが好きなのですが ノートのデザインで一番気にしているのは 1センチ方眼であることと、できればさらにその一センチ角の中に 5ミリの細い方…

花形

木造建築の花形といえば、やっぱり丸太を加工する行程ですね。 丸太は重たいですし、 形も直線の木材と違いウネウネ曲がっていますので 加工するのに手間がかかります。 だから建物に丸太があると 一般の人も、設計関係者も 「おおっ!」とちょっとだけワク…

勘所と独創と

前回記事のおさらいしたい方は 以下のリンク「分節」をご覧ください。 大角事務所で何年も物件を担当してくると 工事現場の監理においてや、施主とのヒアリングにおいて、 はたまた、デザインを決定する上で 「ここは大事だな」とか「この優先順位はこうすれ…

民家名探偵

某建築史家を彷彿とさせる見出しですが、、 民家にかけてはこちらの探偵も負けてはいません 少し前に事務所総出で文化財級の民家の実測に行きました。 その土地の大庄屋だった家で、文化財登録を目指して平面図を起こせるように くまなく調査してきました。 …

茶柱…面の呼吸!

前回のブログはこちら o-sumi.hatenablog.com 茶の湯空間を作っています。 この住宅のメイン(?)となる小さな小さな茶室です。 しかし小さいと侮るなかれ、小さい中に膨大な情報量がぎゅっと詰まっています。 それを茶室専門の大工さんに作ってもらいます…

分節

前回記事のおさらいしたい方は 以下のリンクをご覧ください。 今日は2021年2月2日です。 節分ですね。 豆撒いてますかね。 もしくは 豆蒔いてますかね。 ジャックも豆の木も異国の地にそんな風習があるとはびっくりでしょう。 話は少しそれますが 私が学生時…

漆を塗ってみる

このブログの前回の記事を読みたい方は 以下のリンク「空き竹縄」をどうぞ。 さて本日の記事を書いていきましょう。 今日はテーブルのお話。 久しぶりにテーブルに漆を塗っています。 4mの大テーブルの端と端にはケヤキの大黒柱と漆喰柱に挟まれて なかなか…