大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

シコウノリョウイキ

模型を作っています。 設計の途中で、自分の頭の中にある空間イメージが ややあやふやな時や、アイディアがなんだか自信が出ないとき 立体物をつくることで 思考のイメージを一度具体的に定着させます。 そうすることで、複雑になりがちなイメージを 一度リ…

建物をなおす仕事

スライドレクチャーを先日倉敷で行ってきました。 「保存・再生」工事にまつわるテーマで、当日は全国各地から 設計・工事に携わる方が岡山県の倉敷に集まり、 保存再生工事の事例がたくさんある倉敷市美観地区を訪れていました。 倉敷市美観地区にある和菓…

春欄間1/2

県外でのプロジェクトが大詰めです。 照明器具を欄間に埋め込むようにデザインしていて それにふさわしい 新しいロゴマークを創りました。 そのロゴマークは 県外のプロジェクトで初めてお会いして7年になりますが UNIZONの庄司さんという 兄貴的デザイナー…

うめしゅわ

事務所の梅の花が綺麗な季節になりました。 20年ほど前にお仕事をさせていただいた 住宅の小さなメンテナンス工事が終わりました。 子供が大きくなり、この家から巣立ち、しばらく経ちました。 ここ数年は親たちだけの二人暮らしでしたが 年齢を重ねていくう…

「ちょうどいい」の選択

新しい建物が着工しました。 建物を建てるのに最初に行う工事 それが「杭」です。 今回は小さな倉庫の新築工事で いろいろ考えた結果木杭を使うことにしました。 さて木杭にどのような印象をお持ちですか、 中には初めて耳にした方もいるかもしれませんが 「…

新築か改修か。交通整理。

実測に行ってきました。 敷地内には、100年くらいは経っているであろう民家や 昭和の時代に改修されたであろう母屋 増築されたであろう離れ、 当時の姿をほとんどとどめている蔵などが 敷地に配置されていました。 かなり痛みの激しい個所や、 途中で改修さ…

心地よい暮明

暮らすという事は 夜をあかし、日を過ごす。月日を送り。毎日を過ごすことにほかなりません。 太陽は刻一刻と室内の明るさを変化させ 明るい光を窓から室内へ滑り込ませることもあれば 一転 室内を暗がりで包む瞬間もあるでしょう。 この家には光の手触りが…

光のダンス

この家でしか、 見えない光があります。 この家の光は、朝方のこの時間 実に楽しそうに、家の中をダンスします。 その光の中を 楽しそうに住まい手が動きまわります。 その姿を見た時 なんと美しく、愛すべき仕事をさしていただいているのだろうと 心に射し…

シバク

ヤヨイ。 いい響きですよね。 3月っていうより、読みがなんだか、やわかく好きな言葉です。 昨日から3月に突入しまして 遅ればせながら春に備えて、事務所前庭の「芝焼き」(略称シバキ)を 大角の号令のもと行われました。 2月にギリギリ間に合いました。 …