大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

増築・改修工事

たった、ひとつの部屋だけど

台所の改修を行いました。 写真手前はほぼオリジナルのままのダイニングですが、その奥にある キッチンは、厨房器具や壁・天井・床などの内装も一緒に改修しています。 「ほんっとに、快適になりました!」「明るいし、使いやすい!」 「なんだか開放的にな…

土の下

ちょいと前ですが 人気のパンやさんの改装を 手伝ってきました。 エントランス部を ちょこっと改造するだけなのですが 建築設計というのは 福笑いのようなものでして、 わずかの不味さが、店の印象を良くも悪くもするものでして 結構緊張します。 先回のブロ…

ESPAIO TAO JAPAN

遂に完成しました。 いや、ふたたびうまれ、これから生を生きるといった方がいいのでしょうか。 どこにでもある、 ありふれた家の、生命の物語。 大角設計室の創る建物は、 ありふれた建物がほとんどです。ありふれた家。ありし日、触れた家。 決してあから…

壊す と 創る

破壊と創造がひそむ現場。古今東西「破壊と創造」は創作の大きなテーマとなってきました。 ニーチェが唱えた「創造的な破壊」といった哲学的概念は その言葉の魅力に絡みとられ、世界中に広がりました。 その言葉を曲解し あまりにも陳腐化した思想がスクラ…

もやもやを抱えて

岡山県の中北部に位置する高梁市。 城下町が残る長閑な町はつかの間のGWで 帰省した人や旅行者でにぎわっていました。 (工事依頼時の蔵。漆喰が剥離している) 依頼は、蔵の修復。 細い路地に面した蔵が、雨漏りによって 漆喰壁が剥落し、通行人にとって危…

小さな蔵が,いずれ町となる

小さな城下町の片隅にある ちいさな蔵を直しています。 城下町の片隅故に 道も狭く、工事がお世辞にもしやすい環境ではありません。 一部蔵の老朽化により 漆喰が剥落し、建物周辺へ落下物がとびちると危険な為に 修理を必要とされていました。 現状はこの蔵…

いつもはじめて

ホテルを改修中です。 私は設計補助としてホテルは経験した事が無いので 初めての挑戦で、毎日新鮮です。現在設計中のもう一件の案件も規模的に初めてのチャレンジのものがあり 悪戦苦闘中です。 新しい業種の建物を経験する度に 今まで、なんとも思ってなか…

離れで住む

今日もひとつ。 またひとつと、静かに家が壊されます。 小さな建物の再生は 素晴らしく豊かな家に甦る可能性を秘めています。 でも、自分の住んでいるこの家に 価値を見いだせずにおられる方がほとんどです。 また、設計者・工務店ですら手っ取り早く潰して …

蔵の壁補修

瓦ぬブログはアキタと言う方々。さいきんすっかりブログ更新がご無沙汰デス。いつも楽しみにしていただいている方々申し訳ありません。 メンンテナンスにいってきました。 事務所近所の現場です。 蔵の壁が一部崩落しました。 今後どうするかについて、色々…

瓦ぬ

数年前に竣工した建物に行ってきました。 ライフスタイルの変化に合わせて、ちょっとした追加工事です。 この蔵はもともとは壊されそうになっていたのですが 現在の住み主が、引き取られ、丁寧に解体し移築しています。 この現場で一番印象に残っているのが…

ないかん

以前に更新しましたギャラリー紹介、第2弾。備前焼作家さんのギャラリーです。さて早速問題です。 2つの写真をよーーーーく見比べて下さい。 何かが大きく違います。 ・・・ 正解は写真中央に麦わら帽子がかかっていますが、 その帽子がかかっている、埋め…

ぞうちく

本日、一件建物が完成しました。 このブログ初登場の物件です。先日ブログにて備前焼の作家さんを紹介しましたが 牛窓で窯を築かれてやきものを製作されている【 泉 裕理 】さんの ギャラリーを設計監理しました。 【 備前焼工房 いずみ 】 数年前に新築住宅…

おおきくなる

以前大角設計室で設計した家のお施主さんの家を この度増築・改修することとなり、無事に今日完成しました。以前はウッドデッキだった所を、サンルームのような空間にしました。母屋に付属する形で箱形の部屋が増築されました。南面は隣家から適度にプライバ…