出張で滋賀県に行って来ました。
石山寺という国宝のお寺があるのですが、
紫式部がここで源氏物語を執筆したといわれる由緒正しき古刹です。
ちなみに松尾芭蕉もここに逗留し、俳句を詠んでいます。
多宝塔が素晴らしいです。国宝です。
そして、もう一つ。
多宝塔のよこに月見台があります。
別に柱をなくしているでもなく
ガラスを使用しているでもなく
なんとも言えない浮遊館があります。
壁、遠景の緑。近景の植栽。などの工夫がなされているのがわかります。
そのように作った大工もたいしたものですが
そのように、見える風景から豊かに感受し
飛躍して、空に浮かぶように感じていたであろう
むかしの人々の想像力。
「つくる」にも「つかう」にも楽しむためには
豊かな想像力が必要ですね。
ゆあさ
