大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

倉敷の家2020

心地よい暮明

暮らすという事は 夜をあかし、日を過ごす。月日を送り。毎日を過ごすことにほかなりません。 太陽は刻一刻と室内の明るさを変化させ 明るい光を窓から室内へ滑り込ませることもあれば 一転 室内を暗がりで包む瞬間もあるでしょう。 この家には光の手触りが…

光のダンス

この家でしか、 見えない光があります。 この家の光は、朝方のこの時間 実に楽しそうに、家の中をダンスします。 その光の中を 楽しそうに住まい手が動きまわります。 その姿を見た時 なんと美しく、愛すべき仕事をさしていただいているのだろうと 心に射し…

奥に見える

設計事務所の仕事は図面を描いたり、現場監理を行ったりすることです。 図面は一枚の紙に二次元的(平面)に描かれるものですが 現場では三次元(立体的)に建物は出来上がります。 平面と立体は何が大きく違うかと言うと そこには「奥行」がある、なし、が…

室内のフレーミング

大角設計室のブログでは何度か「窓」について 記事を書いたことがありますが、 今日は直接的に「まど」についての記事ではありません。 似て非なるものについて少し書いてみようと思います。 ブログタイトルにも書きましたが「フレーミング」です。 美術の世…

少しづつ、と、目一杯

大工工事がどんどん、そして、じわじわ 様々な工程を注意深く乗り越えつつ現場は続いています。 写真を見て、クレーン高すぎじゃない?と思った方。。あなたさまは、目ざといです。 建物の屋根を遥かに越えて伸びるクレーンは 建物の規模を密かに教えてくれ…

仮組み

仮組みをしております。 大角設計室は、丸太や大きな木材を屋根を支える構造材として デザインすることが多いのですが、この現場では結構な大空間を 丸太で支えていきます。 なかなか図面通り加工すると大工さん的には超絶に組み上げにくいのですが 頑張って…

花形

木造建築の花形といえば、やっぱり丸太を加工する行程ですね。 丸太は重たいですし、 形も直線の木材と違いウネウネ曲がっていますので 加工するのに手間がかかります。 だから建物に丸太があると 一般の人も、設計関係者も 「おおっ!」とちょっとだけワク…

家づくりと面倒

前回のこのブログ記事をおさらいしたい方は 下のリンクをごらんください。 o-sumi.hatenablog.com さて今日はどのくらい現場が進んでいっているでしょうか。 その進捗状況について書いていってみます。 配筋検査(はいきんけんさ)をしています。 コンクリー…

曲がりなりに

前回までのブログのおさらいは 以下の記事をごらんください。工事が始まることについて書いています。 o-sumi.hatenablog.com さてさて工事が始まる本編のスタートです。 工事がすすんでいます。 いやー、綺麗な材料です。 本当にいいですね。 この現場では…

盛砂

地鎮祭です。 今年もいろいろな現場で いろいろな人々と出会いながら工事を進めていますが、 この地鎮祭で、それぞれ各地ごとの神様とは初めてお会いします。 ちょうど祭壇中央に榊(さかき)が祀られていますが そこを依代にして、祈願を行います。 この榊…

契約のしるし

新しい工事が始まりまくっています。 ブログ初登場です。 今回は工事の始まる少し前。 「契約」の時のお話を。 写真は契約時に工務店が用意してくれた「朱肉」です。 これを見て、おお!と思いました。 契約時に書類にハンコを押すのですが 一生に一度押すハ…