大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

ねぎたま



淡路島にいってきました。

 

ご家族が住まわれていた家を引き継ぐ形になったので

どういった形で活用・引き継げればいいかを検討するために

「家を一回見てアドバイス欲しい」とのことで早速行ってきました。

 

 

 

淡路島と言えば、1995年に阪神淡路震災があり、

このお宅もその時被害にあわれたようで、いろいろ当時のお話を聞けました。

 

そういったことを踏まえた上で、現状の構造の問題や不具合がないかを

実測しながら図面をおこし、現状を数値化やビジュアル化して

将来に向けて考える情報を設計事務所が整えていきます。

 

 

私が既存建物を実測し図面を作成する時に気を付けていることは

2つあります。

 

1つは、既存を正確に記録すること。

2つは、「見えない・見えずらい」情報も記録することです。

 

単純にいいかえると

1つは「モノ・建物」

2つは「ヒト・気持ち」です。

 

 

 

私達は家を見るプロですから、

単純に家を見ることは可能ですが、「家は人が使うモノ」です。

よって、「使う人によって」≒「いい家が違う」というコトです。

 

 

「目に見えているから」全てが見えていると思いがちですが

実は

「見たいものを無意識に選んで」全体の「一部のみ」を見ています。

一般の人の多くが、家についてどうしようと考える時に

「何から考えていいか分からない」と考えることが多い理由がここにあります。

 

同じように設計者も「自分の経験に落とし込んで」家を見てしまいがちです。

よって、ある程度経験を重ねてくると

「こういう家であるべきだ」と自分の意見がだんだん出来上がってくるのですが

【いま目の前に存在する家】と

【いま目の前に存在する住まい手の気持ち】が一つながりであるという意識は

時に忘れがちですが、とても大切です。

 

 

人間関係に置き換えて考えてみると、

良く知っている友人の関係を今以上により良くしようと思ったとき

外面や今までの経験からとらえられる情報もさることながら

内面や現在の趣味・嗜好等をしることで適切な会話の内容やプレゼントを贈ることが

可能になります。

 

 

 

そんな内面の美しさ・美味しさ・大切さを教えてくれるランチ。

淡路島のためねぎは絶品ですね。

新・芯玉葱は甘くて柔らかくて美味しいですねぇ。

 

しばらくは、淡路島の栄養を補給するためにこの店に通いそうです。

 

 

 

すっごおいロケーションで無人販売

 

こんな小屋設計したいナァ。

憧れます。

 

 

ゆあさ