大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

再生店舗(倉敷)

嗚呼、夏休み

夏休み。いささかバテ気味でしょうか。 楽しみにしていた写真家・畑亮さんから 竣工写真が届きました。 *(撮影 畑亮)デイ。 *(撮影 畑亮)&ナイト。 夏休み遊びそびれた方々は是非倉敷美観地区へおいでんせぇ。おらがまち倉敷に遊びに来た際は 是非美観地区…

老舗の刻

このブログ前回のおさらい→クラゲほのかに浮遊するへ 倉敷の皆様。お待たせしました。 設計・監理をしておりました、 「廣榮堂倉敷雄鶏書房店」が 2014年7月26日(土)午後よりオープン致しました! 夏の風が川面をすべり 蝉がかまびすしい倉敷美観地区。そん…

クラゲほのかに浮遊する

このブログ前回のおさらい→テンジョウへ 遂にオープン致します。 絶賛浮遊中。 このブログの続き →老舗の刻へ ゆあさ

テンジョウ

このブログ前回のおさらい→たのしみへ ここ はまさに テンジョウの空間。天井。天上。 天井かい? くもかい? 見えないところ程美しく。とはよく言ったものです。 この天井から音がするって言うんだから。ああ、雷の音じゃないですよ。 このブログの続き →ク…

たのしみ

このブログ前回のおさらい→暗化へ 現場で楽しみはカズあれど。 ハチャメチャ仕上がり楽しみです。 そんな天井。 このブログの続き →テンジョウへ ゆあさ

暗化

このブログ前回のおさらい→時空間へ ふわふわ。 ゆらゆら。 ぽわぽわ。どうなるのでしょう。 このブログの続き →たのしみへ ゆあさ

時空間

このブログ前回のおさらい→かおすぼたんへ 古民家の再生工事。 新しい要素を現代的に加える・・・・ んだけども もとからあったかのように 重々しく、 だけんども 瑞々しく。そんな空間を創りたいです。タンジュンに古い/新しいでは無く 時間を跳び越すよう…

かおすぼたん

このブログ前回のおさらい→悠久の時を経てへ 設計は混迷を極めております。そんな最中、仮囲いが外されエントランス部から 待望の光景が広がりました。 そうだ、そうだ。 こういう風景の為にこの店はあるのだ。 進路はマチガッてなんかイナイ、と背中を強く…

悠久の時を経て

このブログ前回のおさらい→一本でーもカンジン。んへ 男衆が勇ましく松丸太を担ぎ上げ、 現場に運び入れています。 大昔より、家づくりが如何に大変なことだったか。 現在では余り見られない光景。 いや・・・・見たコトあったかも。 確かそれは、イギリスの…

一本でーもカンジン。

このブログ前回のおさらい→壁のむこうにへ いや。最近このデザインに悪戦苦闘しています。古民家をなおす場合、古材の魅力が勝ち過ぎて 新材を油断して加えると、場違いな雰囲気になります。 そんな時は手数で勝負するしかありません。 カンナでカシュカシュ…

壁の向こうに

このブログ前回のおさらい→生きたままへ 壁を壊すと、 蔵に囲まれた風景が見えてきました。 建物は室内から室外へ繋がる何かしらのきっかけが 必要です。光を取り入れる窓だったり、風を取り込む扉であったり。 美しい建物を創りたいと思うなら 自然の力を借…

生きたまま

このブログ前回のおさらい→はしらの種類へ 現場はさながら外科手術のような様相です。 新築と違い、再生工事の何が難しいのかといえば 既に民家がそこにあり、 その為にさまざまな工事のやり繰りが求められます。心臓外科手術に喩えるなら 心肺停止しておこ…

はしらの種類

このブログ前回のおさらい→なぜ古い家をこわさずなおすのかー後編ーへ インフル流行っているだなぁ〜ってことを実感する日々が続きました。 さて現場はジワリじわりとプレッシャーを増すステージに移行しはじめました。 弁柄の色を検討。 楽しみなのは、地松…

なぜ古い家をこわさずなおすのかー後編ー

ながらく連載してきたこのシリーズもいよいよ完結。 このブログ前回のおさらい→なぜ古い家をこわさずなおすのかー中編ーへ さて、前回までで 2つの性格を持つ時間がこの古い建物には染み込んでいると 説明してきました。 1つ目は、建て主が家に与える時間。…

なぜ古い家をこわさずなおすのかー中編ー

前回までのおさらい →なぜ古い家をこわさずなおすのかー前編ーへ この太い柱・梁を最初に見たときは 「生き物みたいだ」と思いました。重々しい小屋裏の暗がりの闇のなかに うねうねとうごめく丸太が、鈍く黒の光を反射していました。 最近の建築で、 人気の…

なぜ古い家をこわさずなおすのかー前編ー

このブログ前回のおさらい→ばってん承知之助へ この建物には、確かに「何か」が棲みついている。 言葉は悪いがバケモノのように凄みや畏怖の念を抱かせる何か。 よくこう言われます。 「こんなに大変な手間とお金をかけて」さっさと壊して 新築すれば良かっ…

ばってん承知之助

このブログ前回のおさらい→古い家をなおすという事へ 古い家をなおしています。 現代建築では信じられない程 寸法に統一感がありません。柱の太さや、梁の間隔。高さ。位置。 それら全てが微妙に変化しながら建築が成立しています。工業製品なら規格寸法とい…

古い家をなおすという事

このブログ前回のおさらい→改修工事を始める前にへ 古民家をなおしております。 古民家は、新築と違い長い間生活されてきたものですから ライフスタイルの変化によって必要に応じた改修が 住まい手によりチョコちょこ繰り返されたものがほとんどです。 解体…

改修工事を始める前に

このブログ前回のおさらい→さてへ いよいよ再生工事が現場で動き出しました。 と或る 大安吉日。清めのお酒と塩をまきました。 そして本格的な解体工事はまだ先ですが 取り壊しの儀として、一部先行してこわします。 良い日取りを選んで行う訳ですね。 施主…

さて

このブログ前回のおさらい→ライブへ 今週から新たにプロジェクトが動き出します。 ブログ新シリーズ。乞うご期待。 このブログの続き →改修工事を行う前にへ ゆあさ

ライブ

図面を描いて準備をしている状態は 音楽家に喩えるなら スタジオにこもって、レコーディングをしている 静かな時間と言えましょうか。 一方打合せはライブです。 施主や、施工者と設計者の間で 思いが飛び交います。 今日の写真はそんな様子の一枚。 このブ…