大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

おにがわら

再生工事の楽しみの話。
既存の鬼瓦を再利用する事が多いのですが、それぞれの家でデザインが違い
とてもユニークです。
家のシンボルとも言えるもの(武士で言えばチョンマゲ?)ですから
解体時に丁寧に取り外してもらいました。


この鬼瓦達も、屋根上で長年睨みをきかせ、家を災厄から守ってきました。
それだけに急に下に降ろされ、所在無さげにモジモジしているようにも見えます。


それとも堂々と胸を張って僕をまた使ってくださいと設計者に訴えているのでしょうか。
さて、どの鬼を今回は指名しましょうかと、プチ閻魔気分にひたるとかひたらないとか。


ゆあさ