昨日のブログでは
「屋根」について言及しましたが、
現在工事が進行中のプロジェクトの
構想段階の模型です。
幾つかあったので、並べてみると、まるで一つの集落のようです。
美しいですね。
[[
「西洋の壁」と「日本の屋根」]]
そこに美を見いだすのはなぜでしょうか。
西洋の建築は「壁」で基本要素が構成されています。
亜熱帯の日本では壁のない状態でも生活出来ますが、
屋根がなければ、生活は成り立ちません。
日本人にとって住まいを構成する要素の中で
「屋根」が一番大切だった事でしょう。
屋根は生きていく行為そのものの形と言えるかも知れません。
だからこそ、立ち並ぶ民家の屋根並みを眺めている時に
ジーンとした感動が込み上げるとすれば、それは、
生きる事に真摯に向き合った先人の
手づくりによる屋根のぬくもりを感じるからではないでしょうか。
そんな建築を目指していますが
なかなか、もどかしい毎日です。
ゆあさ