大角設計室では、機械で木材を加工するのではなく
大工さんが手刻みで加工します。
昔からその技術は継承され、「匠」と呼ばれるように
特別な技術でした。
その切磋琢磨でうまれた技術の中には、
見た目は凄くても実際は荷重に強くない
「見せかけの技術」も存在します。
例えばその代表格が今回ブログの写真です。
「四方鎌」(しほうかま)といいます。
どうやって嵌めたンだろう?
どうやってはずすンだろう?
と思いませんか?
でもちゃんと外れるんですよ。
しかしながら構造的にはさっぱり効きません。
こういった技術は一種のフェイクで
大工が自分の技術を知らせる為に、
いわば一種の営業のネタに作ったとも言われます。
それとも後世の大工にむけて、「どうだ!」
と技術比べをきめこむ挑戦状なのでしょうか。
ゆあさ