柱を立てるとき
設計者は美しく 立てたいと考えます。
壁を建てるとき
設計者は美しくあれと考えています。
柱と壁は、建築を構成する要素であることは
建築を生業にしていない一般の人達も知っている常識です。
なぜそれが広く知れ渡っているかといえば、
日本が地震国であり、それらが力学的に大切な物だと経験的に学んでいるからでしょう。
ですから、一般的には「構造的な意味」で必要な部材だととらえられています。
が、しかし、
それだけでは柱と壁を家につかう場合、不十分ではないでしょうか。
ただの建築物のパーツでは、
長い時を経た後に、本当の意味で素晴らしい建築にはならないのではないかと
多くの民家を見ていると、感じます。
長い時を耐えた民家からは、柱を柱たらしめているもの
壁に向い人がどんなことを感じてきたのかを知ることが出来ます。
柱であって柱を越えたもの。壁であって壁以上の何かを感じるもの。
単純にいえば、美しさを纏ったモノといえるでしょう。
皆さんのお住まいにはそんな柱や壁があるでしょうか。
大角設計室
過去ブログ振り返り
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
お金を掛けて「美しく」する必要はあるのか?
という質問に対するひとつの考えについて書いたブログ記事です。
大角設計室がつくる漆喰壁にデザインされているものについて考えた記事です。