大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

でんきや

お久しぶりの新築工事ブログです。 →記憶を呼び覚ますためクリック 前回の新築工事おさらい

いつの間にやら新築工事2なるモノが立ち上がっており、あわてて更新をしています。
元祖-新築工事ブログも御贔屓に。


さて、本日のテーマは「でんきや」です。

一般的に、大工や左官などと違い、
あまり「職人」という言葉で呼ばれない職方でありますが、
美しい家にする為に、「でんきや」さんは人知れず知恵と工夫をこらしています。



今回は配線工事の様子を見てみましょう。


電気の配線が、家が完成した時に、安易に見えたりすることのないよう、
でんきやさんは考えています。
その事は簡単なようで、じつは難しいので、念入りに打合せを設計者と行います。


壁に取付けられるコンセントです。


床から何センチの位置に配置するかも打合せしています。
壁の構造体や仕上げのくぎを打つ場所の邪魔にならないように確認します。


電気屋さんの工夫は、大概目に見えません。


ある時は床・ある時は壁・ある時は天井から、照明器具の取付け位置に
狙い定めて配線を進めます。


梁のド真ん中に、見事に線が取付けられています。
一般的な住宅の壁は空洞なので配線しやすいのですが、土壁を塗る場合は
配線を通す位置をあらかじめ考えておかないといけません。


  
上の写真は廊下の天井に貼られた板と板の継ぎ目に
丁度照明器具が納まるように、位置を出している所です。

玄関から長く延びる天井なので、
美しさに影響する照明の位置は、慎重に大工さんと
打合せをしていただきました。


「でんきや」さんも立派な職人なのだと感じています。



ゆあさ


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