大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

お庭

古民家再生をする時に
再生する家を調査することは何度かブログで紹介してきました。
が、敷地を見回すともう一つ調査をしないといけない大切なものがあります。
それは「お庭」。



建物のまわりにどのくらいのものが有れば「庭」と呼ぶことが出来るのか
そんなことが気になるところでは有りますが
何はともあれ今日のテーマは「お庭」です。


住空間には緑が必要だと思います。
人々はしみじみとした安らぎをそこから感じることが出来ます。

「庭」のなかに落ちる花びら、
カサカサ揺れる木々の音
蝉時雨。朝露に濡れた草花。
様々な自然の摂理を感じ取る装置として
そういったことを日常的に感じる必要性を本能的に感じ取ってきたのでしょう。
ただただ、それを眺めるだけで、目に見えない神妙な何かを感じ、見る、ことが出来ます。



入所した当初は建物ばかりに気をとられ気づきませんでした。
しかしながら、庭と家の調和も大切だなと日々つよく感じます。
日本建築は、庭を美しく眺めれるように構成・洗練された装置なのです。


ゆあさ