大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

事務所に大学生

時に大角設計には、建築学生がやってきます。
オープンデスクの方には積極的に
現場をみる為に同行してもらうようにしています。

学生の方が現場をみたところで、
どのくらい深い理解につながるかは未知数ですが
はっきり言ってサッパリわからないのが本音だと思います。

でも建築は「数視て触れ」ですからね。

数年後に社会に出て、設計をする立場になった数々の学生が
「本当に貴重なことだったと」言ってくれることも沢山あります。
理解は出来なくても、深くねむったところで経験値になるのだと思っています。

いま学生が見ている風景も恐らく一生に一度あるかないかくらいの
貴重な瞬間に立ち会っています(笑)





現場以外にも、特に県外から来た学生も多いですから
岡山のディープスポットへ。拉・致。




学校で教わる事は残念ながら建築界では、ほぼ全国一律です。
建築は地方ごとに特色があるものなのに。

地方大学にしかできない素晴らしい建築カリキュラムを
提供出来る先生は、やはり地方のアーキテクトだと思いますし
学生と歳の近い設計事務所の所員が、積極的に魅力を伝えて上げる事も
時には大切だと個人的には思っています。



半ば強制的に。



いままで気にもとめなかったデあろうものを示し
美しい。
と考える人もいる事を知ってもらいます。

学校で知ることよりもっと建築は大きくて
自分が思っているよりも、もっとずっと美しいものがあるかもしれない
というワクワク感を広げてもらえるようにしています。



でも一番見せたかったのが
この階段。  っくー!!美しい!


っね?ポカーンってなるでしょ。

連れまわされる学生も疲れるハズです。



ちょうど桜の時期。

学生時代、同じように私も大角設計室に
身を寄せていた経験がありますから
是非良い出会いになればと願っています。


この課外授業の建築家は岡山が生んだ稀代の大建築家
津田永忠です。僕の心の師匠です。


ゆあさ