大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

ハッとしてグッと


日々、いろいろな模型をつくってます。

それにしても、敷地の高低差のクセがすごい。


この土地で設計するにあたって、
設計者にとって、一番難しいのは、
高低差の「地表面」をしっかり把握することです。

山地に建てる場合には、パッと見は立木のため
地盤面の正確な高さが分かり辛くなります。



いわゆる地面見えない状態ですね。






慣れてきますと大概は、目測で高低差を判断出来ますが
今回は立木に視界を遮られ、正確な高さが計測不能でした。

図面も何度も現場に通って、計測を繰り返したのですが
やっぱり、全容は分かりません。


そうなって来るとどうするか?


それは、ヤマカンです。

山だけにね。





幾つかの、正確な数値を便りに、現地で傾斜を確認し
点を線に。線を面に。じわじわ現場の全容を解明していきます。

おおよそ、大外れしてはいないと確信出来る敷地図面になってきたところで
ラフスケッチをもとにプランです。


まもなくプレゼンです。

個人的には、建物より敷地模型の方をプレゼンしたいのですが
ぐっとッ堪えて、普段通り建築の方を説明したいと思います。




ゆあさ