「長いって、いいですね。」
さいきん施主さんから、そういう声をかけていただきました。
大角設計室でわたしの担当する現場は、比較的長い間取りに
なるところが続いています。
先ほどの施主さんは、「長い」間取りがうみだす
反復のリズムに気がついたようでした。
柱が繰り返すパターン。
瓦がざわざわと押し寄せる煌めきと迫力。
シックイが規則正しく光を吸い込む光景。
あかるい開口部と陰影の繰り返し。
単純に「ながい」という形を活かすために
じつは色々工夫があり、デザインがあってはじめて
美しい反復のパターンとなります。
確かに、動線は少し伸びますが
動線の多少の長さを逆手に取って、楽しく、美しい空間体験に変える。
そういうことがデザインにはできます。
今も長い空間を設計中ですが、設計期間が少しでも短くなる様に・・・頑張ってます。
縮めるのは難しいことですね。
ながい、ということにはやはり、意味がありそうです。
ゆあさ