んぼ。
それは数多ある日本語の中でもたぐい稀なる謎めいた言葉です。
それはさておき、
本題に入りますと
ようやく緊急事態制限も解除され
溜め込んでいた県外での宿題をせっせとこなしております。
県外の現場は定期的に写真を送ってもらっているので
進行状況などは確認済ですが、
中でもこの反復とランダムの意匠がどうなっているかは楽しみだったので
現場を見てうまくいっているなと、再度安心しました。
大角設計室のように無垢の木を大量に使う設計の建物は
一本一本の木の表情の違いや微妙な色味、カンナ具合などの「微調整」という名の
現場での監理が、ものをいうところもあり
職人さんたちとワイワイやってきました。
県外も地元岡山も最近は梅雨真っ只中。
どえらい暑さで、その最中も集中力を切らさず現場で頑張ってくれています。
岡山では最近古い建物をいかに未来へ活用していくかを
考えるシンポジュームが盛んに行われています。
先日も大角が壇上で少し話をしておりました。
写真は岡山の元醤油屋さんで現在は現代アートのイベント施設となっています。
有名なアート集団Team.labによる作品が展示してありました。
反復と増殖と、ランダム(に感じる)と共鳴、インタラクティブ(相互作用)が彼らの真骨頂です。
おたけサイコッチョー感がありますね。流石です。都会的。
そんな漆黒空間から事務所に戻ると
なにやら「んぼ」と書かれた漆黒の箱が東北より届いていました。
なんつー、朱玉の反復増殖の美しいこと美しいこと。
やー、いぎなし、めんこいっす。
こういったデザインをしたいナァと、また施主から教わる日々です。
ちなみにさくらんぼの本場、山形での一番有名な品種である
「佐藤錦」は「さとうのように甘い」という意味と
「佐藤さん」という方が開発されたんですね。
そういったダブルミーニングなんですね。
佐藤さんありがとうございます!
涼やかで、透明感のあるステンドグラスっぽい色ガラス。
早速刺激を受けてデザインに生かしていきますんぼ。
ゆあさ