本日でブログウィークラストです。
ですが、この流れはうちの事務所スタッフが引き継ぐハズです。
一年検査に県北の現場へ行ってきました。
紅葉がじわじわはじまっており、秋がどんどん深くなっているのを実感しました。
大角設計室では、竣工して一年すると検査を行います。
建具の動きは悪くなっていないか。
雨漏りはしていないか。
白蟻の被害がないか。等を厳しくチェックします。
自然素材でできている住宅ですから
柱も、土壁も気候によってだんだん変化します。
よって、自然素材がその家の場所で、安定した状態になるには多少時間がかかります。
ですから、文字通り竣工時が完成ではなく、引き渡し後が始まりになります。
ある程度、春夏秋冬を経験して安定する目安を約1年としています。
一年経って伺ったのですが、
なんと!
一年前より遥かに木の表情が良くなっていてびっくりしました。
御主人さんが、本当に愛着を持って拭き掃除をして下さっているそうで
やはり自然のものは、手をかければかける程の成果がでるのだとあらためて実感しました。
床下もはぐって確認します。
この写真は居間の畳をはぐってとっています。
なんと家の一番いい空間を娘さんが自分の部屋として使っている事にビックリしました。
子供室が別にあるのにです。
やっぱり、若い感性はいい空間を嗅ぎ付けるのですね。
御主人さんはほろ苦笑い。
一年経つと、建物の使い勝手が変化する事もあります。
このお宅は収納が多少足らなくなったので、
多少棚を新たに加える段取りになりました。
そういった事も一年住んでみて初めてわかるものです。
本当に綺麗に使っていただき、
更に美しくなった住宅との1年ぶりの楽しい再会となりました。
展覧会のDMを渡し忘れたのが心残りです。
ゆあさ