大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

後楽園へ行くの巻

明日、23日に後楽園内さざなみ茶屋の廣榮堂の店舗がリニューアルオープンします。
今回もまた大角設計室が建物を設計監理させていただきました。


例にもれず、リニューアルオープンイベントがあります。

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日時:12月23日(木)(※後楽園は8:00開園です)
場所:後楽園内さざなみ茶屋


この日はみたらし団子の実演販売
&先着100名に5玉入りきびだんごが無料配布されます!!


しかも!廣榮堂の茶屋団子が食べられるのは後楽園だけ。
みなさまお誘いあわせの上、ぜひ冬の後楽園にお出かけください。

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さて、唐突にお知らせをしましたが、
この建物がいかに出来たか、を写真で振り返ってみましょう。


改修前の茶屋です。

実測して、計画して
プレゼンして


解体して



そう、勘のいい方は改修前写真で気づいた筈。
中に木が生えているんです。
この木のおかげで、設計も工事もなかなか楽しませていただきました...笑


オープンの日に合わせて、工事は急ピッチで進められました。
大工さんチームは間違いのないよう、作業場で組みながらの加工。

大工さんと設計者で意見のやり取りを繰り返して進められました。


後楽園は文化財なので、園内で工事するにあたって色々な決まりがあります。
普通の工事とまず違うのが、土を掘ったり、基礎コンクリートを打ったりしてはいけない、という事。
その分、色々楽しませていただきました...。
解体後に現れたブロックやコンクリートを活かす事に。

木やら基礎やら楽しい事が満載すぎて(笑)、監理チームは解体の日1日現場に張り付いてました。


作業場の仮組をバラして、現場で再度組み立てていきます。


ひっそりと棟が上がり

垂木が流れ

屋根仕舞完了。

概ね完成!

建具が開いている状態は、ぜひご自身の目でお確かめください。
現物はここからも少し変化しているので、間違い探しして下さい。

皆さんが行っても見ることが出来ないであろう、
店員さん目線の風景を紹介します。

天井、壁には小舞竹を目透かしで打っております。床はスノコ敷き。
木が生えてます。ええ、生えてます。


中から格子戸越しに外を眺めるとこんな感じ


開けると絶景です。


以上お知らせ兼、工事紹介でした。
みなさん、後楽園に行って下さいねー。

おの