大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

土壁について

最近「ブログ見てます」と言っていただく機会が多いので、
段々更新スピードアップしないといけないのですが、
優しく見守ってください(笑)


という訳で、年明け初のこちらの現場の更新です。
例にもれず、2010年の様子から順を追って紹介します。


前回は屋根の話でしたが、
今回は壁について。


大角設計室では、ほぼ全ての場合に外壁は土壁にします。
土壁の施工工程については今までもこの回(再生工事)この回(新築工事)でも紹介してきましたが、

私は、まさに小舞竹を編んでいるのを見たのが初めてだったので紹介します。
後ろは既存の蔵の土壁です。




職人さんが、ワラ縄を編んでいます。

この方、別の工務店の現場でもお会いします。
ちなみに小舞竹は編む、と言わず、「掛(か)く」といいます。



これが小舞竹です。大角設計室は小舞竹は仕上げでもよく使います。


小舞竹は縦横にかきますが、これは縦だけの状態。

しっかりと貫に編んでいます。


これが裏。互い違い(岡山弁:いんぎょちんぎょ)に編んでます。
全部手仕事ですから大変です。
きれいに編んでいるのに隠れちゃうんですよねぇ。
この状態を見て、仕上げに使うようになったんでしょう、おそらく。


次は土を付けた状態から紹介しますよ。
テーマは未定!
今回は、さらにもう一つの現場もアップしちゃいます。


おの