大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

方形屋根

今年初の工事ブログです。

とりあえず前回紹介した写真の部分の進行状況からお知らせします。
巻き戻し方式です。


現在は外内ともに土壁が塗られ、床が貼られた状態です。
養生もばっちりです。


内側の土を塗った状態です。


外側の荒壁を塗った状態です。内壁はまだなので、小舞竹が見えています。

その前が前回紹介したこの写真です。

さて、予告通りブルーシートに隠れていた部分を紹介して行きましょう。


切妻屋根に囲まれた中には、方形屋根の棟があるのです。

方形屋根は今までにもホームページで紹介してきています。

蒲田の家



廣榮堂本店藤原店


今回、私にとっては初の方形屋根だったので、最初は模型を作って検討しました。


赤のラインの部分は垂木が混合ってきます。


青いラインで示す頬杖が45度になる構造的に理想的な位置と
赤のラインで示す垂木間に余裕のある位置とで、
出来るだけ赤を青に近付けるやり方で、大工さんに相談しました。

やり始めたら早い早い。

垂木を流して

シャミセン(タル木と直交している材です)を打って野地板を貼って

上から見るとこのような感じ。

さらに、むくりをつけるので、この上にもさらに仕事をしてもらっています。
むくりって何?という方はこちらの記事をご参照ください。

そして最終的(現在)にはこのように!!

かっこいいです。これを撮るために広角レンズを持参しました。

長々と書きすぎましたが、また来月も紹介したいと思います。


おの