日曜日に長屋門を再生した信岡フラットミュージアム内の茶室で行われた
立礼(りゅうれい)席のお披露目茶会におかださんと2人で行って参りました。
立礼式は、明治時代の京都博覧会で外国人向けの茶席を設けるために考案されました。
正座せず椅子に座るので、外国人はもちろん年配の方や正座が苦手な人など、広く楽しめます。
もともとは畳敷きの茶室でしたが、瓦貼の土間に変え立礼ができるようにしました。
立礼卓は桜の木、客机はセンの木です。
建具屋さんに聞かせてあげたいほど皆さんに絶賛されていました。
初の立礼でしたが、正座の辛さがないためか
リラックスして皆さんのお話を聞いたり茶道具を見たりして楽しむことが出来ました。
茶杓は沢庵和尚作だとか。
茶道で正座のできない外国人の方に紹介するために立礼式が考案されたことは
畳敷の茶室を立礼茶室に再生すること
古民家を現代の住宅の再生をすること
にも通じていると思います。
「わびさび」は形式に宿るものではなさそうです(大事ですけどね、形式も)。
何事も、かたちを変えても継承されるのがいいですね。
おの