2018年7月に西日本豪雨災害が、
私達の事務所から車で20分ほどの場所でおこりました。
大雨による河川の氾濫による大水害で、
多くの住宅が2階建ての屋根くらいまで浸水しました。
それは災害のほぼおきない岡山県人にとって衝撃的な出来事で
あれから5年です。
地元メディアはあの時の災害から学ぶため特集の記事やTV番組を流しています。
私達大角設計室にとっても、【大きな出来事】でした。
設計者人生において、どういうかたちでこの問題に役に立てるのか
深く考えさせられた日々でした。
どんなチカラが私達に有って、または、無くて、
これからどんなことを学んでいかないといけなかったのか思い出されます。
大角設計室は、ご縁があった2軒の住宅の復興のお手伝いを
さしていただきました。
僕はこの2軒が特別好きで、これからの幸せを願ってやみません。
でも思い出すのは、住まい手である【人】についてばかりなんですよね。
【家】って一見すると「モノ」なんですけど、
ちゃんと設計された家って【家 = 住んでる人そのもの】なんです。
家が住まい手に似合っているときが
私達設計者の幸せです。
だから、私達設計者にとって、【その家を思う】ことは同時に
【人を想う】ことと同義なのです。
今回は、その中でも、
復興にむけて歩む姿勢・考えを学ばしていただきました。
即席で建ちあがるメーカー住宅のなか、なかなか進まない工事を
仮設住宅の中で辛抱強くおまちいただきありがとうございました。
大角設計室なりのやり方でしか、やはり私達はお役に立てないのですが、
【それでもお願いします!】といっていただける方が
全国にまだまだいらっしゃいますので
不器用ですが、【設計のチカラ】で日本中の住まいを
楽しく・豊かにできたらいいなと思っています。
同じように、多くの方の切実な問題にも私達のやり方が
少しでもお役に立てればと思います。
ゆあさ
さいごに
*全国で水害がまだまだ頻発しています。
どうか、どうか被害が少なくなりますようにと、願うばかりです。
もし、そんな事態に役にたてばと、少し自分の経験を
以下の3話ブログにつづっています。3話でワンセットのストーリーです。
3分もあれば読めると思います。お時間があればご覧ください。
設計者の方にも読んでいただければと思います。