大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

焦らず基礎から

とっても間が空きましたので、お察しのとおり
工事は随分進んでいるのですが、更新はぼちぼち行かせていただきます。


さて、前回紹介した地鎮祭の釜。
再生工事のお施主さんから教えていただいたのですが、
吉備津神社の鳴釜」で、割と有名なもののようなのです。

調べてみると、「雨月物語」にも登場しているとか。
吉備津神社のホームページに載ってました。以下記事のURL
http://www.kibitujinja.com/narukamashinji.html


閑話休題
地鎮祭が終わると、基礎の準備に入ります。
今回は整地もあったので、地鎮祭から基礎工事の間が結構あいてます。


以前、ゆあさ先輩が詳しく説明してくれているので、
基礎工事については、
この記事この記事を参考にして下さい。
先輩の威を借る説明の割愛。


勿論、すべてが同じでとはいえませんが、基礎形状が同じ(べた基礎)なので、流れは概ね同じです。
今回の現場はこんな感じ。配筋検査の様子です。


その間大工さんが何をしているのかというと、
材料の墨付けです。


一口に「木材」といっても、1本1本違うものです。
だって地面に生えてたんですから。
なので、大工さんがその木の性格をよく見て、使い方を考えながら墨付けしていきます。
大工さんの手で作るという事は、柱や梁がそこにあるのはたまたまではなく、その場所その向きにあるべくしてあるという事ですねぇ。
まさに適材適所。こう考えると、柱や梁の1本1本が可愛く見えてくる、かな?



(おまけ)墨壷です。やはり隠し撮り。
ちなみに私は映画「みんなのいえ」で初めてみました。現代っ子なので(笑)


次回は丸太について。


おの