大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

シライ


ひねってるナァー。


そんな気持ちにさしてくれる、再生工事は
設計者としてはとても嬉しいです。


大工さん的には嬉しくもあり
(大変な作業だから)辛くもあり。
でもやっぱり嬉しかったりするそうです。

大工さんもこんな仕事を たま〜には、してみたくなるそうです。




綺麗な管理された山が近所にあります。
この地域の人の自然への眼差しを垣間みます。



民家の様式美を見いだしてこなかった設計者が多いため
古い家を再生したとしても、このヒネリ丸太と調和した
空間を生み出すのはなかなか大変です。


それは、設計者だけでなく施工者側にも当てはまって
メンドクサイ家屋を直す仕事を放棄し、
新築ばかりを建ててきた工務店・大工さん・メーカーも
なんとなくアリバイ的に古い柱や、梁をつけた
とってつけたような再生工事になりがちです。


古い家と対峙するには、設計者も、施工者も、施主も
覚悟と真摯なセンスが必要になります。



ゆあさ