メンテナンスに来ております。
ここ数年はメンテナンスにお邪魔する機会が増えている気がします。
だいたい10〜15年前に引き渡した家が多いでしょうか。
この家はお母さん世代が住んでいたものを
息子さん世代が引き継ぐにあたって、壁の補修等を行います。
世間一般はメンテナンスフリーが叫ばれていますが、
自然素材（無垢材・土壁・漆喰）は多少メンテナンスをしていただく
必要があります。
しかしながら、自然素材は手をかければかけるほど魅力が増します。
実際このお宅も拝見してみて、「ワビ・サビ」のような
新築時には感じなかった、増し加わった素材の魅力が感じられました。
経年変化の美しさを楽しめます。
多少のヨゴレなら
見方によっては味わいが増したとも受け取れますから
あまり手が掛からないかも知れません。（掃除は必要ですが・・）
何よりも「直してもつかいたい」という気持ちになっていただけるように
愛着のあるデザインにする必要があるのではないでしょうか。
この家もこのメンテナンスでさらに次の世代に引き継がれることを願います。
ゆあさ
