中国建築大賞という、
中国五県の建築を対象とした、建築の賞に応募していまして
三ヶ月程前に審査を終え結果を待っていました。
いただきました。住宅部門・大賞です。
地方の建築家にとって、東京や世界で活躍されている建築家に
審査してもらうという行為はとても刺激的で次なる創作への励みになります。
写真中央が審査委員長の建築家・内藤廣さんです。
審査風景の一コマですが
「この空間は、流石ですね」
と審査委員長が言った時
「恐縮です」とあたまをぽりぽりする所長。
僕も審査に同行出来る機会を得れて、いい経験となりました。
自惚れずにモノをつくっていくためにも、
レベルの高い方に見ていただき、
批評の機会を得ることが本当に大切だと感じました。
素敵な仕事をいただいた施主の方に感謝いたします。
ゆあさ
以下講評
住宅部門・大賞 「大山の家」
「住宅部門で大賞となった「大山の家」の大角雄三さんは
本賞の常連の一人である。
独特の空間のタッチは健在で、これまでのノーハウを
洗練されたかたちでまとめあげている。
とくに、縦のスリットを活かした立面は印象的で、
土着的でありながら強い個性を表現する手法として
大きな成功を収めている。
外部空間との呼応の仕方も見事であり、機能的にも練り上げられた優れた建物である。
古民家の改修を手掛けてきた成果がディテール処理の巧みさに現れ、
新築の住宅の中で新しいスタイルを生み出しつつあることを感じる」