大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

田舎の家を残す

最近はこんな風景の中で仕事をしております。


限界集落なるモノが、流行り言葉になっておりますが、
いまふうに、言えば、こんな風景のことを指すのかもしれません。


しかし、限界集落って何だか絶ボー的な響きですよね。
田舎の人間にとってありふれた風景であり、ごくごく普通の日常を
都会に住まう学者が発した「限界」と言う言葉。
そのたった二文字に、引っばられ過ぎるのは良くないかも知れません。


打合せを終え、ふとこうした風景を見た時あることに気がつきます。
建築は住まいの器を創ると同時に各人のふるさとの風景を創ります。
街中の建築は、なかなかふるさととなる風景を生みだすコトは至難のわざです。

でも田舎では、たった一軒が住みつがれ現代的に創られることで
未来へ自慢してバトンを渡せる集落になる可能性を秘めています。



そんな素晴らしい未来へ、大角設計がお手伝い出来ることを
嬉しく思います。



ゆあさ