大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

分節

前回記事のおさらいしたい方は

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今日は2021年2月2日です。

 

 

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節分ですね。

 

豆撒いてますかね。

もしくは

豆蒔いてますかね。

ジャックも豆の木も異国の地にそんな風習があるとはびっくりでしょう。

 

 

話は少しそれますが

私が学生時代に「デザイン」とは「分節」する事である。

と教えてくれる先生がいました。

 

例えば上の写真ではサッシとサッシの間の柱。

内と外を区切るガラス面。

 

庭に目を伸ばすと、敷地の内と外を分ける竹の塀などです。

 

そうしてデザイン=分節と捉えると

「私にはデザインとは無縁の生活を送っていますよ」と思われる方々も

実際には「デザインまみれの生活」を送っていると言えると思います。

 

建築ではこのような概念を「分節化」と呼ぶのですが

それはいつか別の時に記事にしてみたいと思います。

 

 

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さてさて

先ほどデザインとは「分ける」事であると説明しましたが

要するにその「分け方に工夫」がしてあると

そのデザインはたちまち素敵なものに変化していきます。

 

この家では敷地脇にある路地のような公共空間を大切にしたいという

施主の要望に応え「分けているような」「分けていないような」不思議な分節が

出来上がりつつあります。

 

建築のデザインだけでなく、今回は植栽のデザインも加えることで

まだ見たことない楽しい空間になると思います。

 

節分って

書いて字のごとく「節」を「分ける」こと。

つまり季節を分ける日本独自にはぐぐまれた時間のデザインです。

どんどん皆さんの生活が知らず知らずにデザインによって

豊かになっていくといいですね。

 

 

 

ゆあさ

 

 

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