大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

初めての共同作業

北房町で新しい家が着工間近です。

少し前の大安の日に地鎮祭を行いました。

海の物、陸の物をお供えして、

神様を呼び、この土地に家を建てることをご報告します。

 

地鎮祭当日は雨の予報もありましたが雲行きはあやしいながらも

何とか雨はもちこたえました。

 

祝詞と共に神様にお祈りをすると、次に登場するのが

地鎮祭に欠かせない3点セット

鎌・鍬・鋤です。

これは実際の工事の順番を模していて

まず鎌で草を刈りとります。

続いて鍬で砂山を掘り返し、

最後に鋤で砂山を崩します。

 

えい!えい!えい!という掛け声とともに設計者、工事業者、お客さんの三者

「みんなで協力して家を造っていきましょう」という思いを共にするセレモニーです。

 

結婚式でいうとケーキ入刀ですね、

初めての共同作業です。

 

最後に家の四方をまわります。

竹に麻縄を結び、紙垂を掛け、結界を造り

神様にまだ見ぬ家の形をお知らせするように

紙吹雪と清酒、御塩を撒いていきます。

 

 

地鎮祭が終わって帰ろうとすると急に雨が降り出して

今神様が帰っていったのかとも思いました。

タイミングが神がかってます。

 

 

うえにし