大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

実験&潜入レポート

明日が棟上げなので、最近ずっとそわそわしているのですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
来月からは、その現場を紹介できたらなぁと企んでおります。


さて、今回は2つのレポートをお届けしようと思います。


【実験レポート】


所長『縁側の椅子にペンキでも塗るか』
が、話の発端です。


1:汚かった椅子を洗い、一晩寝かせました
※見切り発車なので洗う前の写真はありません


汚れは取れましたが油っ気がなく、カッスカス。
ただ水にぬらすと綺麗な木の色がでてきたので、


2:少しヤスリかけてオイル拭きしてみました

いい色に甦えりました。
良くなるもんですねぇ。


3:調子に乗って縁側も洗いました

ゆあさ「道側から見ても美しいよ」
やった!大成功。


4:例に漏れず調子に乗って、オイル塗ってみました

塗らない方が良かったかも...。
何でもかんでも塗ればいいというものではない事がよく分かりました。
しかしやらなきゃ分からないので、実践あるのみです。


まぁ、古くて汚れていた椅子が綺麗になりましたし、
縁側の板も汚れが取れやすくなるかも(ポジティブ過ぎ?)。
何はさておき、手入れは気持ちいいものです。




【潜入レポート】

さて、前回記事とテーマかぶりですが、
先日初めて参加できたので、建築塾の潜入レポートを。


この日は日曜日なのに大角設計室全員出席です。講師は神家さん。

私以外は写ってますので、探してみて下さい。
イレギュラーな日程だったため塾生の方は少なめだったとか。



講義自体は前回の続きという事でしたが、前半は色や寸法、光などのデザイン要素を1つ1つ説明していく構成でした。
例えば「色」だとマティスゴッホの絵、バラガンの建築を例に挙げながら、
補色などについてわかりやすく説明されました。(写真上)


写真や図に合わせて秩序だてて説明してくださるので、すっと頭に入ってきます。
きれいに整頓されているというか、美しい流れがあるというか。
喩えるなら、テンポのよい紙芝居を見ているような感じ(喩えが下手で台無し…)。


前回おかださんも書いてますが、講義中はキラーフレーズ満載でした。
建築は全部数字なんですよ、に思わず膝を打ちました。


休憩時間も雑談。

休憩中は講師陣はどフリーなので、色んな話が出来ます。
講義中も楢村さんや所長のツッコミ?から話が発展していき、関連する豆知識が得られたりします。
(今回は庭と茶室で盛り上がりを見せていました)
きっと毎回の事なのでしょうが、建築塾って贅沢。何とも言えないプレミアムモルツ感があります。


後半は前半の講義と絡めつつ、実作を紹介。
前半は公式を説明して、後半例題を解説する数学の授業のような構成でした。
そこはやはり実際に問題解く(設計する)のが建築塾の目的なので、
「何でも答えますよ」という質問タイムで出た質問も、具体的な設計に関するものばかりでしたよ。


『デザインについて語る事はもう一つのデザインである』
原研哉さんの本に書いてあるのですが、
なるほど、レクチャーを聴いた印象と、住宅作品を見た印象は似ている気もします。


なので、ブログの文章もデザインしていかなくちゃいけませんね。
と、とりあえずハードルを上げておきます。


おの