大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

マルとシカク

あたらしい木造の記念館をつくるブログシリーズ開始です!




木を削ります。


木の上にのっている型板にあわせて
今回は曲線を選択しました。

市場に流通している木のほとんどは、売る為に真っ直ぐな材木です。
そのため、曲面をもつ建物の場合木材は削る部分が多くなり
材料のロスが多くなります。

木の命に対して
もったいないなと思いながらも
直線では絶対に得られないものが、
曲面にはあります。
この削られた分だけ、やって良かったと感じられる空間になると確信しています。


スーパーのキュウリも真っ直ぐなものから
だんだん、曲がったものも市場に出まわる世の中になってきました。

山にも曲がった宝の木がいっぱいあるんですけどね。
いつかそんな自然木が、当たり前に使える民家が一杯つくられる日を夢見て。



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ゆあさ