大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

マルタ

このブログ記事の前回までを振り返る

 

 

さてさて話は工事が進む加工場所へと進みます。

 

 

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暑いですね〜。

 

暑いけども、建築の工期は待っちゃくれません。

 

結構材木を加工する倉庫も激アツです。

 

 

あまりにも暑くて、丸太を

 

「マルタ」とカタカナ変換して

 

なんとなく地中海を感じています。ナンノコッチャ。

 

 

 

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冗談は幸子でして、

 

このプロジェクトのテーマは「丸太の新しい可能性」についてです。

 

そのためには、候補の丸太をどのように組み合わせるかが大切になります。

 

 

 

現在日本の住宅では「丸太」というものを実際にお目にすることは

 

ほとんどないと思います。

 

それはなぜでしょうか?

 

 

日本の木造建築の90パーセント以上が現在では

 

「工場で機械によって加工」されています。

これを「プレカット」と言います。

 

それにより木の建物は、劇的なスピードで加工することが可能となりました。

 

劇的なスピードで加工をするためには

木は「工業製品のよう扱う」必要があります。つまり

木であるけれども「まっすぐ」で

「機械に適した幅や長さ」である、という条件をクリアしないと

そもそも工場の加工ができません。

 

そのために「木をまっすぐ」にするために、様々な手を加えて

木を「機械に合わせるために」あらかじめ処理をします。

 

 

こういったプロセスがあって、初めて日本の木の建物は作られています。

 

 

 

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ゆえに、「工場で加工できない」丸太は産業として

「面倒臭く」「儲けにならない」邪魔者として排除されつつあります。

 

 

でも、丸太が嫌だなんて、住まい手が住宅産業に向かって

騒いだことってあったんですかね?

 

自分たちの「やりやすい作り方」を模索する建築業界が

買手に対して、実は内緒で仕組みを作っちゃった・・・

そんな気が、しないでもないです。

 

 

そうこうしていると、いつの間にやら

木造の本音の本音の深くて豊かな世界は知らずのまま

世界から消えていくかもしれません。

 

時間は待っちゃくれません。

 

 

 

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いやいや、世界はそんな捨てたもんじゃない。

待っちゃ、くれる、こともありますよ!

抹茶クレルことがありました。

 

 

先日のブログを見た施主さんから「抹茶の雪氷」届きました!

アイスライン、カフェ氷シリーズ最強です。

 

最後にせっかくなので抹茶雪氷の僕なりの裏技を。

 

 

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通常はミルクを注ぎますが、

な、ななななな、なんと

「コーヒー」がベストマッチです。まっちです。

 

 

お試しござれ。

 

 

 

ゆあさ

 

 

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