数年前に竣工した建物に行ってきました。
ライフスタイルの変化に合わせて、ちょっとした追加工事です。
この蔵はもともとは壊されそうになっていたのですが
現在の住み主が、引き取られ、丁寧に解体し移築しています。
この現場で一番印象に残っているのが、外装に使用した古瓦です。
もともと、解体前の蔵も瓦が貼られていたのですが、
貼り方や貼る場所、枚数を変えてモダンな印象にしています。
いやぁ、美しいですね。
竣工した時より、雰囲気がいい気がします。
古瓦は、現在の一般的に流通している瓦と違い
色がまちまちで揃っていません。悪く言え一枚一枚品質にムラがあります。
しかし、それを逆手に取って美しさを見いだしています。
柔らかく、土に近い状態で焼き上げられた古瓦は、なんとなく
呼吸をしているような、そんな質感を感じます。
デッキテラスの上部に日よけの為に、
岡山名産のマスカットを植えられていますが大分おおきくなりました。
かわらぬ美しさを、引き続き見守って行きたいと思います。
ゆあさ
