前回までのおさらい →アッコへ
山陽高校の記念館の現場ですが
どんどん全貌が明らかになってきています。
綺麗です。
この現場は形態と高さの違う3棟が角度をふりながら配置されています。
それぞれの棟にキャラクターがあります。
何故3棟が様々な形をしているかと言うと、それぞれ使用用途が違うからです。
展示に使ったり、アイキャッチになったり、会議に使ったりと様々です。
それらを、回廊で繋いでいきます。
そのなかでも頭を悩ましているの棟があります。
円錐の屋根をもつ棟です。(写真右シルバーの屋根)
建築をつくる場合難易度の高い工事として、
1.まっすぐにつくる
2.一定の角度を保ちながら、段々変化する。
3.先端を尖らせる。
というものがあります。
何故難易度が高いかというと、人間の目はかなり敏感で
上記1〜3項の工程について僅かでもズレると違和感を感じるからです。
そのすべてが、円錐のてっぺんには当てはまります。
職人さんに宿題として持って帰っていただきました。
「夜も眠れないんじゃないの?」と
冗談めかして監督がいうと
「ぐっすり寝てます。」
との答え。
綺麗に納まると確信した瞬間です。
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ゆあさ