先日徳島に行ってまいりました。
設計監理の仕事の中に含まれる大切な業務内容として、
木材の品質チェックがあります。
木材の検査の主なチェック項目はいくつかありますが
住まい手にも分かりやすいのが「見た目」。
いわゆる「ムブシ」だとか「シホウマサ」などとよばれる類いの物です。
一般的には木の表面に丸い斑点(枝の跡・いわゆるフシ)が浮き出ていない
木肌が高級のものとされています。
最近では集成材の登場や、合板、さらには柱を見せない住宅が
当たり前になったため、その善し悪しはだんだん問われなくなって来ています。
いや、正確には・・・お客さんは気づかなくなってきています。
しかし設計事務所は品質だけをチェックしている訳ではありません。
特に柱を見せる日本建築の住宅をするものにとっては
もっとずっと大事なものを材料の中に見ないといけません。
それは「格」です。つづきは次回。
ゆあさ
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