大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

アツシ・ワタナベキドリ

今日は私の担当ではありませんが
担当者から許可を得てブログを書きます。



担当者と一緒に
棟上げ式に広島県福山市に行ってまいりました。
棟上げは、工事の工程の中でいえば折り返し地点であり
大工さん達にとっては一つの大きなハードルを越えた瞬間でもあります。
なので多少祝祭的な雰囲気の中工事はすすみます。


大角設計室のデザインは丸太を如何に美しく見せるか、ということに
注意をはらっているわけですが、棟上げ時そのデザインが上手くいっているかの
再確認をおこないます。

丸太を活かすデザインのセオリーの一つとして、
丸太のもつ視覚的重力感を利用して、大空間を設計します。
長い曲線の下の無柱空間が力強くも優しくふわりと大空間を形成します。
その下からの見上げ時に丸太が生き生きとした位置に見えるかどうかがポイントです。



この家では大きく2つの性格の異なる吹抜けの大空間が用意されています。
ズコーン、とした納屋のような吹抜け。





さて、こちらの吹抜けはどうなっていくでしょうか。
楽しみです。


ゆあさ