新しい工事が始まっています。
丸太を使ったデザインの家が大角設計室は多いわけですが
それを現場で組み上げていく職人がまだまだ現役でいるからこそ
私たち設計者は自由に丸太を使った構造を創造することができます。
この現場では明日の棟梁を育てるべく、現・大棟梁が若手3人に
やり方を指導しています。
背中側には師匠である、大棟梁が墨付けした丸太が置いてあります。
説明を思い出しながら、若手三羽烏が挑戦です。
キレよく墨をケガクはずが書初めかって言うくらい丸太を墨まみれにして
悪戦苦闘です。自信のなさが出てますね。
でも初めての経験はとても楽しそうで、嬉しそうで、何よりです。
仕事をしている仕草や
持っている道具を見ても
いかに今の若手の大工さんが、木材に「墨を付ける」作業をした経験がないか
良くわかりますね。
設計を引き継ぐ私たち若手、中堅の設計者も積極的に丸太を使った
美しい住宅を創っていく必要があるのだろうなと思います。
と言うわけで、大角設計室は若手も積極的に
大工さんのシゴキに相見えます。
優しさが昭和なのよ〜。(ノブ調)
でもそれでいい時も、悪い時もあるので塩梅ですね。
この現場の柱は極上です。
しばらくは養生シートに巻かれ
目にすることはありませんが
組み上がった時、関わる職人と設計者の努力を
素晴らしく彩ってくれる構造材たち。
楽しみですね〜。
ゆあさ