湯浅さんが前回ブログで書いていたのを見て、
(これは俺に言っている…!)と思い更新頻度、上げていこうと思います。
自他共に認める三日坊主ですが頑張ります。
今回は大角設計の仕事の裏側をチラ見せしようかなと思います。
大角設計室と大工さんとの話し合いについて
そもそも設計事務所と大工さんの間には通常「施工管理者」という方が入ります。
この人は施工のプロフェッショナルである大工さんとデザインのプロフェッショナルである設計者とを通訳する役割があるのですが、その翻訳作業は困難を極めます。
なぜなら、施工者は出来る出来ないで会話するのに対し、設計者はしたいしたくないで会話をするので、
双方の意見を翻訳し、したいことを出来るようにする。
そんな超大切な仕事です。
また、この施工管理者は工務店側の人間なので、大工さんとの信頼関係を時間をかけて築けるということも大きいとおもいます。
だがしかしです。
大角設計室では施工管理がつかないことが多いです。
なので施工管理の仕事もうちの業務の一環なのです。
棟梁が説明し、聞く大角さんと半ニヤけの湯浅さん
最近では丸太を継いだり組んだりが少なくなり、
丸太を使うことを目的とするものが多い中
大角設計室ではもう一足先の丸太の見せ方を考えています。
あくまで手段として丸太を用い、目的は空間そのものということです。
しかしそんなニュアンスを汲み取ってもらうのは困難を極めます。
そこで施工のプロフェッショナルと直接コミニケーションを取るようにしています。
加工場で丸太の組み方を打ち合わせしたりして
やりたいことを出来るように翻訳して伝えるようにしています。
磨き丸太の継ぎ方を覗き込む大角さん
綺麗につながっています。
施工図見せて
「こんなん出来るわけなかろうが」
「ほなこうしてください」
「おうわかった」
↓出来上がって↓
ええやんええやん
こんな感じで幾度となく打ち合わせを重ねていきます。
ニコニコの湯浅さんと大棟梁(presidentではない)
仲良しの二人です。
工務店とも付き合いが長く、大工さんともその現場限りではないので
長く信頼関係を続けていけるのが、地方の設計事務所の強みですね。
うえにし