大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

コーナー

大角設計室の建物は「和風」とか「和モダン」のような
言葉で形容されるのが一般的でしょうか。

そういう表現をされるのが嫌な訳では勿論ありません。
それぞれの方に目に映る印象は様々ですし
率直な意見はおおいに参考になります。


でも本当はそんなカテゴリーに簡単に納まる事無く
純粋に「美しさ」を追求しているだけなのです。


何故このような記事を取り上げたのか。
それは、一般に流布される「和風」「和モダン」という言葉に
多くの設計者・工務店・施主が絡みとられている現状に危機感をもつからです。



畳は「和のアイコン」として多くの設計者が取り入れます。
しかし、タタミコーナーなる中途半端な空間が、数多く生まれているのも事実です。
畳さえあれば「和風」「和モダン」と形容する風潮があります。


元々畳は田の字プランとして空間の骨格があり、
いかようにもフラットに空間が広がる。
そんなつながりこそが美しいと民家は教えてくれます。
(上二枚の写真は同じアングルです)



「和」とは何か?もう一度問いかけてみると
家づくりはもっと楽しくなるような気がします。
言葉は難しいですね。


ゆあさ




■このブログの続き →テレサテンへ■

□このブログ前回のおさらい→名残へ□