いやー、ヨウヤク
立ちあがってきました。
大都会のド真ん中で小さな、黒く、古びた矩体が
かえって、ぴかぴかビルと対照的で新鮮です。
待ちゆく人達も「あれっ?前からこんナ建物あったかな?」
と思う程、敷地に根をはった建築になれるのは
本物の時間を堪えた美しさをこの建物が纏っているから。
古さは簡単に捏造される昨今ですから、
「古民家!」「伝統!」「匠!」などの
「言葉だけ」オンパレードのメディア・建設業界。
そういった傾向は裏を返せば、
建築家や建設業界全体が言葉に頼らない
見ただけでジーンとなっちゃうような建物を
供給できてない事に原因があります。
本物の古民家や本物の伝統、本物の匠の価値は
未来を照らす本当に美しい光です。
「言葉だけの価値」は私達の価値観を曇らす、分厚い雨雲になりつつあります。
みなさんも、美しい光を見たくありませんか。
ゆあさ
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