色付きはじめました。
紅葉最前線どんどん日本を南下中です。
地元岡山も段々紅葉のピークに向かっています。
現場も竣工に向けピークを迎えつつあります。
再生工事と、新築工事の大きな違いは現場の明るさにもあらわれます。
おおかた、新築工事は明るく、再生工事は暗い室内で工事が行われます。
故に、工事で点される裸電球の光はなんとも温かみのある表情です。
施主さんが、ほの暗い室内で現場を眺める時にみえる
煤けた丸太や、土壁のザラツキ、柱の歪み、傷、自分の写る影さえも
美しく見えているのではないかと思います。
ブログに載せる写真は、実際の肉眼で見る風景とは違います。
現場で見える、窓や壁の向こうにほんのり、あたたかな光が浮かぶ光景は
現場の職人さんがもうしばらく独り占めすることでしょう。
光や影がどのくらいで室内の容量に対し適正になるかを知るうえで
じつは、工事現場の電球は本当に示唆に富んだ道しるべです。
完成が近づくと、職人さんの表情も少し高揚します。
その姿は、設計者として一番嬉しい光景です。
ゆあさ