以前、ある会社のエントランスにいきました。
機能的な工場を兼ね備えた社屋のため
非常に清潔な印象を受けます。
そこに、一枚の絵を掛ける提案をしました。
幸い、気に入っていただき
掛ける場所は任せる、とのことでしたので
現地にて、ここかな、そこかな、と思案しましたが
なんとか、場所も決まり。
壁が、こう相成りました。
何気なく昇降していた階段の途中で
社員の方が、ぼんやり眺めてくださっていれば嬉しいですね。
皆様のお住まいの壁は、眺め続けるに足る壁でしょうか。
その壁には、物語があるでしょうか。
壁は、住まい手に力を与えてくれる存在でしょうか。
きっと、すべての壁は、それらの素養があるはずですが
もし、素材感や、陰影、薫り、空間性が物足りなく感じておられるなら
お気に入りの一枚の絵を掛けてみましょう。
きっと空間が生き生きとして来る
絵を掛ける壁が見つかる筈です。
ゆあさ