大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

春の破れを願う

f:id:o-sumi:20200312091829j:plain

 

春が着々とやってきているのを感じ・・・・

 

 

いやいやあ、あったかすぎて、もう春なの?と思わず

 

 

お雛様たちも自分の出番の短さに驚いているようなご様子。

 

 

 

 

f:id:o-sumi:20200312091857j:plain

 

 

時代は刻一刻と鬱うつろい

 

地球全体とて温暖化なるものが喧しい昨今ですが

 

大角設計室は季節に合わせた少しクラシックな方法で

 

季節を感じています。

 

 

f:id:o-sumi:20200312091913j:plain

 

 

こうして「節句」なるものを彩ってきた

 

昔からある日本の風習のしつらえを

 

室内外と飾り置いてみると

 

 

この季節の光や温度、湿度に本当によくマッチしているなと

 

感心します。

 

 

 

花びらの色や、葉っぱの濃さ、

 

光を優しく吸い込む雛人形の白粉。

 

 

 

 

こういう形式として残されたものは

 

「形や儀式」としての側面がとりだたされがちですが

 

実際に季節を楽しむ気持ちで気楽に生活に取り込んでみると

 

 

そうした形式的なこと以上に

 

移りゆく刻(とき)を敏感に楽しみ、生活に馴染ませる

 

人間としての美しさへの渇望を感じ取ることができます。

 

 

 

f:id:o-sumi:20200307122750j:plain

 

 

最近東北のプロジェクトも再び。

 

ふりそそぐ、まだ温まりきれない春の光を感じながら

 

まだ少し遅い、みちのくの春を待つこととします。

 

 

 

 

 

ゆあさ