大工さんが作業場を終い、道具を片付けていました。
現場を一通り掃除して、
お疲れ様でございましたと現場を去っていきました。
木工事をほぼ完了させた、いわゆる「木完」の状態。
この神石の家は、去年秋に工事が始まり、 一冬を越えて今に至ります。
現場は山の奥へ奥へ進んでいった先にあります。
雪は積り、 足場に氷柱がぶらさがっていたりしていた季節もありました。
白い息を吐きながら、日没直前まで黙々と作業をする大工さんの姿。
美しかったな。
・ ・ ・
周辺はのどかで、静かに耳を澄ませば小鳥がほよほよ鳴いているくらい。
私ひとり内部空間に立ってみる。
ああ建物ができたんだなと実感しました。
暮らしをやさしく包んでくれるそんな建物になることを願っています。
嵐の前の静けさとも言えるんでしょうか。
これから、設備屋さん左官屋さんなど、
あらゆる職人が出入りをしてこの建物を仕上げていきます。
完成までもう一息。
どうぞよろしくお願いします。
さの