新しい現場がはじまっています。
住まい手は、若夫婦と小さなお子さんが一人の三人家族です。
初めて事務所に来られた時は20代だったでしょうか。
色々建物を見に行ったり、間取りの打ち合わせを重ねて
今日ついに工事開始です。
ワクワクドキドキが長かった分、喜びがジワジワこみあげてくると思います。
さて現場を離れ、木材を刻む加工場にやってきました。
どの現場にも「ここがスペシャル」という本当の意味でこの現場じゃないと
出来なかったと思えるデザインポイントを創るように心がけていますが
今回はこの長い長い太い太い丸太が空間を支配する主役になります。
関わる大工さんたちもなかなか扱ったことのない材料や
意匠を施された形に戸惑いながらも、黙々と手をすすめます。
新しい現場がハジマルたびに
新しいハジメテに挑戦していきます。
それはデザイン遊びなんかの単純な類ではなく
一組一組全く違う住まい手にとって、
本当の意味でスペシャルな特注生産である「設計事務所での家創り」という
カタチを一緒に楽しんで創りたいから。
しばらく緊張の日々がつづきます。
ゆあさ