大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

京都の再生現場です。 どんどん左官工事が仕上がってきています。 写真は階段をのぼって二階の通路部分です。 列柱のスリットから光が、差し込み 漆喰の壁がその光をやさしく室内に広げます。 光がとんで 僕の担当現場ではあまり経験が無いのですが、 この現…

やわらかい基礎

前回までのおさらい →楔へ 民家をベースに設計している私としましては、 あくまで個人的にですがコンクリート工事に若干抵抗があります。日本は地震国ですから、現行法規では基礎部分を コンクリートで建物をしっかり緊結する必要があります。 自然エネルギ…

facebookページ

いつのまにかfacebookページができています。 ゆあさ先輩の管理のようです。「ホームページも更新してくれればいいのに(手軽なものばかり取りやがって)」というのが私の本音ですが(笑)、 せっかく存在するので、こちらも多くの方に見て欲しいと願ってお…

じゃぱん

明日はいよいよサッカー男子がW杯出場をかけた試合がありますね。 そんなわけで雑記をアップします。 雑記しようね。雑記ローね。 工場をリノベーションするプロジェクト。 じわじわ進行しております。 大角設計室が設計した、この工場の特徴は中庭が室内か…

民家採集

県外で仕事をするとき、 決まってその地方の民家をみます。と言うより見まくります。 まだ日本全国にはビックリするくらいの民家が残っています。 自分にとって、その土地の民家の美しさとは何かをいつも模索します。 今回の徳島は初めて仕事をする県なので…

前回までのおさらい →着工へ うちこんでいます。楔を。 楔とかいて「クサビ」。 クサビとはV字型の断面をした木片の事です。 それを柱材に打ち込んでいます。こうする事で、いいことがあります。 大きい木材を使う場合、 木材の中心まで乾燥させることが難し…

植栽

現場に木が植えられました。 この現場では多少ですが、植栽工事が行われます。 全ての現場に言える事ですが 植栽があるのと無いのでは、空間の豊かさが全然違います。 しかし、なかなか木を選ぶのは難しく 何でもいいってモノではありません。建物同様センス…

着工

前回までのおさらい →マルとシカクへ 新しい現場が始まってます。 今回の現場は写真左にある建物との関係性がテーマの一つになっています。 10年前に大角設計が設計・監理した建物です。 同じ設計者が、2つ続けて設計できる機会はそうそうありませんし、 楽…

うしろの正面

京都の現場です。 この住宅は何故か玄関のある建物正面ではなく 裏の路地沿いに面した側の雰囲気が近所で評判らしいです。 どうも、仕上材を焼杉板一色にしたことで 漆喰の仕上の多い京都の民家群の中でひときわ 焼杉板の深い黒色が目立っているようです。 …

ステンド

賃貸物件の現場です。 ピクチャーウインドウなる、言葉があります。 この窓からは風景も見えますが 画家の描かれた絵の方が主張しております。 なかなかのインパク知。大! ゆあさ

完成間近

賃貸住宅の物件です。もうちょっとで完成です。 ゆあさ

視線の抜け

賃貸住宅の物件です。 施主さんと一緒に考えた事は 如何に様々な視線を生み出せるかが一つのテーマでした。 玄関アプローチに境界の塀をつくりました。 なかなか豊かな環境になりつつあります。 仕上の植栽が楽しみです。 見る→見られる→隠す。ではなく 見え…

マルとシカク

あたらしい木造の記念館をつくるブログシリーズ開始です! 木を削ります。 木の上にのっている型板にあわせて 今回は曲線を選択しました。市場に流通している木のほとんどは、売る為に真っ直ぐな材木です。 そのため、曲面をもつ建物の場合木材は削る部分が…

玄関が吹き抜ける

京都の現場です。足場が邪魔でわかりにくいのですが、 吹抜け越しに天井・小屋組を見ています。 玄関を入ると吹抜けがあります。 上部には既存の黒光りする構造材と 新たに設けられた竹。 そしてその竹のスキマから光がおちてくるようになっています。 玄関…